回想録 -横顔編

数ヶ月後、数年後に見て楽しむ為のもの

岩波文庫と朝の珈琲

2人目の紹介をしてみようと思う。

 

彼は、大学で研究をしている人。とても頭の良い人で、学部生は主席で卒業したのだとか。知人の紹介がキッカケで会うようになった。

 

あまり感情を表に出さず、冷静沈着という言葉が似合うタイプ。

寝るときに息を荒げた時、この人は寝る時は流石にこういう風になるんだなあと思わず関心してしまった(失礼)

 

とてもしっかりしてて、きっとあまり迷うことなく自分の道を決めて足を進められる人なんだろうと思う。

 

けれど、たまに本当に理由の分からない挙動をするので(特に一緒にいる時など)、まだまだ「特徴」を摑みきれていない。

 

1番印象的だったのは、私と彼の年の差について話した時のこと。

私と彼は8個差で、「貴方が今の私の年齢だった頃、私は13歳だね」なんて話をしていた。

そしたら、「じゃあ13歳らしく振る舞ってよ」って割と真顔で唐突に言ってきたのだ。

 

未だにこの言動の真意が掴めていない。というか、本当に訳が分からない。

 

 

そんな彼を特に好きだなあと思ったときは、初めて家に泊まった次の日の朝。

目覚まし時計が鳴って、彼の部屋で目を覚ますと、彼は私に珈琲を入れてくれた。

彼の部屋は、柔軟剤の香りと、本棚に沢山入った岩波文庫が印象によく残る。

 

そんな部屋で珈琲を飲んだ朝は、今まで過ごした朝の中でも指折りに入るくらい素敵だったなあと思っている。

 

 

 

海の香り

これから3人の紹介をしてみようと思う。

 

1人目は、海の綺麗な街に住んでいる人。

3人の中では、1番初めに付き合った人。気さくで、大らかで、気取らなくて、とても開放的な性格をしている。

童顔で、パッチリした目が可愛い。2人でプルオーバーのパーカーを着ていると、大学生カップルに見られそうなくらい顔が幼い。

 

「ユニークで下らないもの」が好きで、一緒にいるときにたまにお気に入りのYouTuberの話をしてくれる。クラフト系のものがお気に入りらしい。好奇心旺盛なタイプで、急に変なことに興味を持ち出す。

 

海の綺麗な街に住んでて、綺麗な海の街で毎日全力で楽しく遊んでたのかなあ、と思う。そんな背景を感じられるような、明るい安心感のある人。

 

何となくだけど、ころっと騙される事のありそうな良い人。

記録の趣旨

2018年の7月17日。

この前日に私はある方に告白を頂いて、同時に3人とお付き合いすることになった。

 

多分、この先の人生で2度とこういう経験は無いと思うので、それぞれの人を見て感じたことを記録してみようと考えている。

 

自分の嗜好が理解出来るかも知れないし、同時に複数人付き合うことの功罪を学べるかもしれないし、新しい恋愛の形を提唱するかもしれない。何も変わらずに続くことも。

 

時間と選択肢を交錯させて、自分にとって“最良”の経験になると良いなあと思う。

どう転ぶのかは、まだ自分にも分かっていない。